英雄・故小野田寛郎先生・特別講演会での思い出

小野田寛郎さんをお迎えして、特別講演会が開かれた。

参加した多くの人の歴史観が変わった日だった。人生において

劇的な進化と進歩を獲得した日だった。謦咳に接するという

ことの大切さを痛感した。我が人生最良の日だった。

 

平成30年8月23日(木)
過去一〇年、甲子園の優勝校は
すべて巨大私立高校


四国が象徴するように、全国的にも、戦前からの名門県立高校が、
甲子園で勝ちぬくことが困難になっている。過去十年、二〇〇八年から
二〇一七年までの優勝校は次の通りである。大阪桐蔭、中京大中京、興南、
日大三、大阪桐蔭、前橋育英、大阪桐蔭、東海大相模、作新学院、花咲徳栄。
すべて私立高校である。県立高校は皆無である。準優勝校の一〇校もすべて私立高校である。

公立高校の優勝は二〇〇七年の佐賀北高校で途絶えている。しかも、佐賀北高校の優勝も、
一九九六年の松山商業の優勝から数えて十一年ぶりだった。

結局、公立高校の優勝は九〇年代は、二校(九四年の佐賀商、九六年の松山商業)のみ。
二〇〇〇年代は、〇七年の佐賀北高校の一校のみである。九〇年代から二〇〇〇年代へと、
ますます県立高校の優勝は絶望的になってきた。

甲子園高校野球の終焉

今年も巨大私立高校が優勝した。 そして、ゴジラ先生は、ますます高校野球から離れる。
しかも、東京や大阪や名古屋などの大都市圏の高校が優勝する傾向にある。埼玉(花咲徳栄)
や群馬(前橋育英)や栃木(作新学院)の優勝校は、広く関東・東京圏とした。首都圏や
中京圏や関西圏の私立高校が優勝し、四国や九州や中国や北日本の公立高校が優勝する確率が低い。
高校野球の都市対抗野球化である。プロ野球化である。そして高校野球の終焉である。


平成30年8月22日(水)
大阪桐蔭の優勝じゃ、
甲子園野球は滅ぶ。
優勝校は金足農業高校である。

金足農業高校こそ優勝である。大阪桐蔭なんぞ、糞くらえだ。
甲子園は、巨大私立高校によって占拠されている。巨大私立高校の
お金と人海戦術には、公立高校などは対抗しようがない。
巨大私立高校の寡占、独占の時代である。甲子園野球の終焉である。

たとえば明徳義塾は高知県の代表ではない。須崎市の近くの半島の
中に、突然、落下傘で舞い降り、作った高校である。もちろん地域とは
断絶している。交流する町や村が皆無である。寄宿している学生は、
高知県のことをまったく知らずに卒業する。野球部には高知県民がいない。
ゆえに高知県の高校ではない。当然、不人気である。

今年は七年ぶりに高知商業が出場し、高知県民は沸きに沸いた。同じ四国
徳島出身のゴジラ先生も大いに盛り上がった。四国の四商とは、徳島商業、
高松商業、松山商業、高知商業で、当時、四国の高校野球は全盛時代だった。
それに蔦監督の池田高校や、全力疾走の土佐校や、名門高松高校が加わって、
四国は野球王国だった。

大阪桐蔭をはじめとして、巨大私立高校は、地域とは全く関係がない。
おらが郷土の代表ではないのだ。だから応援しない。関心もない。甲子
園野球を見ない。ゴジラ先生なんぞ、もうだいぶ前から見なくなっている。
今回は、ひさしぶりに秋田県の郷土代表の金足農業高校がでた。金足農業
こそ秋田県を代表し、甲子園野球を代表している。ゆえに優勝校である


平成30年8月17日(金)
尾畠春夫さん、神様、仏様のような人だ

世の中には、こういう仏様のような人がいることに、心底、感動した。
聖書「マタイ伝」第六章一、二に書いてある通りの人物である。
黙々と仕事を果たし、黙々と去ってゆく。こういう人こそ真の
ヒーローである。

西郷隆盛は言った。「命もいらず名もいらず、官位も金も要らぬ人は
始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難をともにし、
国家の大業はなしえぬものなり」と。尾畠春夫はそういう人である。
無償の愛という言葉があるが、その通りの人ある。

安倍さん、即刻、ゴルフをやめろ
それに反して、安倍さんはゴルフ三昧とは言語道断である。安倍さんよ
豪雨災害に駆けつけて、ボライティアで瓦礫を清掃しろ。庶民にとって
ゴルフは贅沢な高嶺の花である。尾畠春夫さんがボランティアに精を
出しているとき、ゴルフ三昧とは、それでも為政者か。恥を知れ。
ゴルフにうつつを抜かした安倍、麻生、小泉純一郎、茂木、この四名は
ド阿呆である。アホ、バカ、マヌケである。

アメリカ大統領だったら、尾畠春夫さんをホワイトハウスに招待しただろう。
安倍さんは、首相官邸ではなく、直ちに尾畠春夫さんのボランティア先へ
駆けつけるか、自宅に行って、「ご苦労様でした」とねぎらいのひとこと
をかけろ。尾畠春夫さんは、何の見返りも言わない人だから、言葉こそ
が最大の贈り物になるだろう。

それにしても、安倍んさんに諫言する人間はいないのか。ゴルフをしただけで
安倍さんの支持率は5%は下がっただろう。下手すると10%下がるかもしれない。
バブル時代ではない。今どき、ゴルフは庶民の敵である。庶民の人情の機微が
分からぬでは、総理大臣失格である。


平成30年8月2日(木)
いよいよ8月か、とうとう8月か、
いずれにしても8月だ。


あっという間に8月になった。歳月がすぎゆく早さに驚くほかはない。
人生は、こういう猛烈なスピードで過ぎてゆくのである。
ゆえにこそ、ムダにしたくない。一瞬一瞬に、全力を尽くしたい
と思うのだが、この猛暑、思考力も行動力も、全く働かない。

早くも、ツクツクボウシが鳴いている。いつもの年はどうだったか
覚えていないが、早すぎるような気がする。セミも、この暑さで、
出てくる順番が狂っているのだろう。

セミの王様は徳島ではホンセと呼ぶクマゼミであるが、これも8月に
なってから鳴きはじめるのだが、7月に横浜の自宅で鳴いているを
聞いて驚いた。二つの理由で驚いたのである。第一は、関東でも
ホンセ(クマゼミ)が鳴くようになったかという驚きだ。本来は
箱根を越えないセミだった。

第二は、真打であるホンセの登場があまりにも早いことだ。前座が
ニイニイゼミ、二つ目がアブラゼミ、準真打がミンミンゼミ、そして
真打がホンセ(クマゼミ)である。エピローグがツクツクボウシと
ヒグラシである。

しかし、セミの登場の順番が狂っているように思う。セミ界も混乱し
ているのかもしれない。それほど、今年は、猛烈に暑いということだ。
自然界の掟が狂っている。人間もその一員だから、人間も狂うのは
当たり前かもしれない。