第44期『ディベート大学』の「入門セミナー」と「ディベート研究会」は、 2月24日、25日、前回に引き続き日本のタブー「軍事問題」を徹底的に ディベートした。参加者と論題は下記の通りである。初日二日とも58名の最大 の人数が参加。会場は三田福祉会館。

 

★「面白いディベートになるか否か」「役に立つディベートになるか否か」「興奮 するディベートになるか否か」、すべては論題で決まる。つまらない論題をやると、 退屈であくびがでる。これを「ディベートもどき」という。わがディベート大学が 人気があるのは、世間の誰もやらないことを大胆不敵にとりあげるからである。同 時に、これがディベートの本質でもある。先鋭的な論題をやれ、世間の誰もが避け る論題をやれ、タブー視している論題をやれ。

 

●2月24日(土)9時半〜18時(計58名参加・敬称略)

 

B教室(44期生の新人と42、43期生が参加。指導アシストは石原氏、杉田氏)

 

(1)論題『自衛隊の兵力量は妥当か否か』  

肯定側 吉本、山下、竹田、赤羽根、豊城、西岡       

否定側 今井、小鶴、小宮、永山、宇敷、仲田     

 

(2)論題『徴兵制と志願制ではどちらが優れた制度か』       

肯定側 馬場、志垣、魚瀬、平山、上原、太田       

否定側 白石、安田、田中、久井、本貞、佐藤

C教室

(1)論題『自衛隊の兵力量は妥当か否か』       

肯定側 青木、斉藤(広)、亀山、河村、橋本、西村、竹本、森下       

否定側 河原、長谷川、岡本、長井、川原、渡辺(和)、中島(和)、渡辺(利)

 

(2)論題『徴兵制と志願制ではどちらが優れた制度か』       

肯定側 島、山本、中島(孝)、田中(修)、鈴木(浩)、風間、武本、米岡    

否定側 押田、田村、冨士、斉藤(聡)、塚越、竹内、浅野、山賀

 

★解説

◆(1)は各チームとも兵力量の定義に苦労した。定義の原則「定義は本質を明示すること」 であるから、第一義的に「兵員数」と「兵器数」は外してはいけない。また、同一範疇の ものと下位範疇のものを同列に表現しないこと。人口比からみると陸上兵力は少ない。同じ 島国の英国との比較が参考になる。

 

◆(2)は第2次大戦型の地球規模の世界戦争がないという 前提である。巨大戦争になると各国とも徴兵制をしくのは軍事上の常識である。組織論とし ての徴兵制と志願制の比較である。なぜ独仏伊など世界の多くの国は徴兵制で英米は志願制 なのか。軍隊は国家の失業対策であるという認識が戦後日本人に欠けている。同時に、2年 間の「青年学校」であるという認識もない。今年騒いだ「アホ新成人」などは軍隊に放り込 んで徹底的に教育しなおせばいい。

 

●2月25日(日)9時半〜17時(計58名参加・敬称略)

 

A教室 

(1)論題『日本に核ミサイル原潜は必要か否か』

肯定側 石原、高橋(敏)、石川、田中、中島(孝)、志垣、仲田

否定側 田村、渡辺(和)、西村、今井、塚越、小宮、安田

 

(2)論題『日本の核武装は是か非か』      

肯定側 河原、川原、竹内、斉藤(聡)、浅野、金木、大下      

否定側 押田、斉藤(広)、中島(和)、小鶴、白石(真)、永山、豊城

 

C教室

(1)論題『日本に核ミサイル原潜は必要か否か』      

肯定側 青木、杉田、正木、山下、元吉、西岡、魚瀬      

否定側 長谷川、中村、中原、稲嶺、橋本、渡辺(利)、太田、平山  

   

(2)論題『日本の核武装は是か非か』      

肯定側 岡本、亀山、山下(陽)、河村、鈴木(浩)、松田、久井      

否定側 冨士、長井、後藤、竹本、宇敷、上原、馬場、本貞   

★解説  

ヨーロッパの一員ドイツと異なり、地政学的に孤立した日本は、ロシア、中国(北朝鮮は?) の核兵器の照準下で、対抗するすべがない。考えれば考えるほど、こんな怖い話はない。中国が 日本をなめ切り、しつこく恫喝できるのは、東京に照準を当てた核兵器を配備しているからである。 この中国の恫喝に対抗できるものは核による抑止しかない。同様に、ロシアが日本を軽視するのも、 北朝鮮が日本をなめきっているのも同じだ。日本独自の核武装がないかぎり、日本は中国の脅しに 屈しつづけ、アメリカの51番目の州であり続けるだろう。独立したければ核武装、51番目の州 ならば米原潜との衝突事故に文句を言うな。文句があるなら自前の核武装が必要。

 

■アルコールディベートは「ディベート大学」の花・

「楽市」で46名参加の大盛況。司会は、中島和久氏。結婚が決定した人、55回目の見合いが成功 した人、おめでとうございます。

 

■3月・4月のディベート大学の予定

★第45期(3月24日、25日)  

★46期(4月28日・29日)

第44期ディベート大学も軍事問題がテーマである。

軍事がわからない人間に危機管理はわからない。もちろん、 ビジネスの戦略・戦術も、マーケティングの戦略・戦術も 絶対にわからない。バブル崩壊後の日本が漂流しているのは、 国家として、企業としての、戦略と戦術が欠落しているから である。日本人よ、二十一世紀に生き残りたいのなら、 軍事問題や戦略問題を避けて通るな、徹底的に研究せよ、 勉強せよ。