第45期『ディベート大学』は、24・25日「軍事問題」と「中国問題」を徹底的にディベートした。 参加者と論題は下記の通りである。初日54名、二日目52名が参加。老壮青、年齢性別職業を超越 した日本でも希有な勉強会である。今回は臨済宗のお坊さんが参加した。お坊さんと女子大生とビジ ネスマンと学校の先生と76才の大正人、まことにディベートは面白い。
●3月24日(土)9時半〜18時(計54名参加・敬称略)
B教室(45期生の新人とベテランが参加。指導アシストは田村、長井、永野の各氏)
・論題『米軍基地は必要か否か』
肯定側 永山、西岡、鶴見、坂田、島田
否定側 山賀、宇敷、横内、松田、松竹
・論題『日米安保条約は必要か否か』
肯定側 村口、本貞、古川、村田、大塚
否定側 小宮、安田、長嶺、福崎、里村
C教室 ・論題『米軍基地は必要か否か』
肯定側 河原、畑、斉藤(広)、杉田、中島(和)、塚越、今井、山下
否定側 青木、中島(孝)、渡辺(和)、山本、小林、武本、米岡
・論題『日米安保条約は必要か否か』
肯定側 冨士、中村、竹内、河村、川原、風間、渋谷
否定側 押田、亀山、高橋(敏)、渡辺(利)、加藤、浅野、蓮本、吉本
見学(白石真之氏)
★解説
◆両論題ともに、肯定側はすでに存在するモノやコトを肯定する行為である。ゆえに、現実を根拠だてる 緻密で論理的な理論を構築する必要がある。否定側は、現実に存在するモノやコトを否定するのであるか ら創造的、独創的な切り口で否定しないと説得力がない。
◆現実問題でいうと、従来、左翼陣営や反戦平和主義者が米軍基地や安保条約を否定してきた。 保守陣営は肯定していた。しかし、福沢諭吉の独立自尊の精神でいうと情けない現実である。 横田基地・首都近郊に他国専用の広大な飛行場があったり、横須賀海軍基地・東京湾に外国の空母を 中心にした艦隊が常駐するような国は先進独立国家ではありえない。安全保障上必要であるという論理は もっともらしいが、これはいつまでもモラトリアムで親から自立しない子供のようなものである。 可愛い子には旅をさせろ。思い切ってアメリカの保護から独立することが、日本の真の実力をつけること になる。日本と日本人の百年のためには独立自尊の福沢諭吉のコトバを噛みしめる必要がある。
●3月25日(日)9時半〜17時(計51名参加・見学は中村孔治氏)
A ・論題『中国の軍事力は脅威か否か』
肯定側 押田、斉藤(広)、河村、堀内、白石、島田
否定側 岡本、近藤、山下(陽)、中島(和)、宇敷、今井、山下(正)
・論題『中国は台湾を武力統一できるか否か』
肯定側 冨士、川原、中島(孝)、中原、渋谷、小鶴
否定側 長井、畑、長嶺、松田(正)、浅野、森下 C
・論題『中国の軍事力は脅威か否か』
肯定側 青木、小林、橋本、鶴見、村田、松竹、福崎
否定側 石原、高橋(敏)、竹内、正木、横内、永山、松田(貢)
・論題『中国は台湾を武力統一できるか否か』
肯定側 田村、塚越、村口、竹本、西岡、里村
否定側 河原、亀山、杉田、蓮本、小宮、古川
★解説
◆脅威の定義を広くとりすぎると論点が拡散する。これは各チームに見られた現象である。論題は軍事問題である から、定義は軍事に限定する。脅威とは、(1)日本の軍事力が中国よりも劣勢になることである。(2)中国の 軍事力が日本の軍事力を上回ることである。(3)中国の軍事力が日本を侵攻する能力(攻略する能力)を持つことで ある。などの様々な表現がある。
◆武力統一も同じである。軍事力を行使して統一することである。中国軍と台湾 軍の陸海空の戦力比較が必要である。中国軍が台湾に上陸して占領する軍事力があるか否かである。武力統一とは、 降伏の場合も決戦の場合も、最後は兵士が相手陣地(領土)を占領して終了である。領土の完全占領がないかぎり 勝利ではない。太平洋戦争では米軍は島嶼の日本兵の徹底的な掃討作戦をおこなって完全占領を宣する。逆にフセ インが生き残っているのはイラクの完全占領がネいからである。
■アルコールディベートと女性は「ディベート大学」の花・・・・・・・
「楽市」で45名参加。司会は田村氏。今回は小林美和子さんが久しぶりに参加。軍事問題のせいかどうか女性が 少ないので「○○に鶴」であった。亀山さちこさん、杉田節子さんいつもありがとう。まさにディベートの花です。 畑氏が大学に再入学。橋本君卒業。渋谷君は就職活動中。